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き作り入門用としては、カヤでの浮き作りがいたって簡単で、道具立ても
多くの物を必要としないのでカヤでの浮き作りから説明してみたいと思います。
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カヤは、真っ直ぐでねじれていない物を選びます。中心に穴の開いているものは割れやすく良い素材では有りません。
白っぽい素材は柔らかく加工しやすい、黒っぽい素材は硬く加工しにくい反面丈夫な浮きが出来ます。
作りたい浮きの大きさで太さや長さを決めます、今回は7mmの太さの物を選びました。
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@作業をするための板切れ
この上にサンドペーパーをのせて素材の切り口を揃える為のペーパー掛けや、
これで浮きを押さえながら転がす事で丸みを付けるときに使います。
Aサンドペーパー
240#より細かい物の方が綺麗に削りあがります。
B平やすり
竹足を削るのに使用しますが、サンドペーパーで代用も出来ます。
C極細の丸やすり
竹足の入る部分のカヤ肉を丸く削り落とす時に有ると便利です。
D切りだしナイフ
竹足のカット等に使います。
Eカッター替刃
0,2mmの厚さの物が切れ味耐久性に優れています。更に切れ味の良い
剃刀の刃を使う人もいますが耐久性に問題があります。
F鉛筆
芯の部分を長く出して芯の腹部分でセンターラインを引いたりします。
G薄い金属板
サンドペーパーにあてがい、素材を手に持って削り出す時に有ると便利です。
H木工ボ ンド
水で2倍 ほどに薄めて使用します。
その他・ボ ンドを塗るためのフデ・径1mm長さ10cmぐらいの
ステンレス棒(なくても可)以上が、今回カヤを加工する為の道具です。
@カヤの長さが決ると、肩側、足側それぞれに
カッターの割り込みを入れる線、カットを入れる所までの
線を引きます(写真左端)
Aカヤが4分の1円それぞれ均等になるようカッターで割りこみを入れます。
(左から2本 目 、青い紙が入っている所までカッターが入っています)
B4分の1円までに割られたそれぞれに中心線を入れ、
切りこみを入れる目 安のラインを入れる。(写真左から3本 目 )
Cカッターで余分な部分をカットします。(4本 目 )
Dサンドペーパーで削って切り口を揃えます。(五本 目 )
E余分な中肉はサンドペーパーを挟みこむ様に落した後、
糸で縛って形をつけます。(6本 目 )
この時板で押さえる様に転がして丸みをつけると綺麗に仕上がります。
割りこみをいれた所です
カット部分の仕上げは
手に持ってサンドペーパーで削り込んでいます
中肉を削る
中肉は削りすぎると接 着した時に角張った浮きに
なってしまいますので、取り過ぎない様に注意して下さい
足の素材には、竹・ソリッド・カーボンなどがあります。
ソリッドやカーボンは重みが有りますので浮きの立ちが早くなりますがその分浮力は落ちます。
竹では、編物用の#0〜#2が人気が有りますが高価ですので、
私はダイソーなどの
百均で入手するか、串カツの串を使っています。
焼きさえ入れれば十分に使えます。
足側は竹足が入る様中肉を取り除き、継ぎ目 になる部分は
段差が出来ない様丸やすりで綺麗に削っておきます。
丸みをつけている所です。
浮きに形を付けていくには、指で押さえながら廻していき、糸で止めて行く様にします。
糸で強く縛る様に形をつけていくとカヤに糸の形がついてしまい後で取ることは出来ませんので、
糸は指で押さえた分を留めるだけにしてください。糸の巻き終わりはテープで止めます。
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ここでは12cmのボデイーに対し竹足は4cmほど
テーパーを付けて差し込んでいます。
足はボデイーに入りこんでいる1,5cmぐらいの間が
一番力が働きますので、強度を保つために削り過ぎない様にします。
カヤ側は足が入る分中肉を削り、足を接着し糸で縛っておきます。
肩側は、1mm径のステンレス棒に食用油を塗って2cmほど
差し込んで木工ボ ンドで接着しています。これは後で抜いて
1mm径のソリッドをさしこむ為です。
この時肩の部分はテーパーがきつい為、縛った糸がすべってしまいます、
これは前もってこのテーパーのきつい部分だけ横方向にペーパーを
掛けておくと防げます
(この作業は一番最初、カットを入れる前にやっておく事を進めます)。
足側から、トップ側から曲がり、ねじれが無いか修正を加えます。
浮き作りの一番神経を使う作業です。木工ボ ンドの場合
センターを出していても乾燥途中で曲がりが戻ってしまうことも
有りますので
2時間ほど後で、もう一度チェックする事をお勧めします。
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ボ ディーが出来あがったらウレタン系クリアーします。
防水効果も得られます。
ドブ漬けの場合はハケむらが出来なくって綺麗に仕上がるのですが、
4回5回と繰返すうちに皮膜が下に行くほど厚くなってしまいますので、
上下を入れ替えながら繰返す必要が有ります。
ハケで4,5回も塗るとムラが出る場合が有ります。
気になるほどでしたら耐水ペーパー800〜1200番を掛けて
滑らかにしてから仕上げの再塗装をしてください。
今回はウレタン系クリアーを薄めずに使いましたので
5〜6回も塗れば完了ですが、
塗料は薄めて回数多く塗った方が綺麗に仕上がります。
ボディーの塗装の仕上げは、トップ・足のそれぞれ
差込口をうるしで線入れをして隠して終了です。
いよいよ、トップを塗る段階で、一番楽しい工程です。
色々なシュチエーションを想像しながらするのが楽しいものですし、
同じ配色の浮きばかりでは面白みも有りません。
色の間隔はソリッドは長め、パイプは短め。
その間隔も上の方は長め、下のほうが短め。
各色を塗るときもべた塗り(厚塗り)は見やすいが、逆光では見難くなり、
隙間を空けて縞状に色を置くと採光が取れるので、
逆光になっても見易い。トップに赤を持ってくると見つけやすい。ETC、
などを頭に入れて自由にやって見るのがいいかと思います。
十一
トップの色付けは気に入らなければ後でやり直しが効きますから。
自分なりのこだわりをもって楽しんでください。
月ヶ瀬浮きなども橙や黄色にはほんの少しだけ白を混ぜるなどして
他と少し違った色を出しています。
完成
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